解説
世界中で興行的成功を収めたリメイク版「死霊のはらわた」の監督、フェデ・アルバレスによる2016年のホラームービー。リメイク版「死霊のはらわた」と同様、制作にサム・ライミが参加している。
主演にリメイク版「死霊のはらわた」でも主人公のミアを演じたジェーン・レヴィ。父が家を出て行ってからアル中になり男を連れ込み辛く当たる母から幼い妹を守りつついつか妹とカリフォルニアへ逃亡する事を夢見るロッキーを演じている。
物語はデトロイトの寂れた住宅街に1人で暮らす盲目の老人宅を舞台に、そこへ窃盗に押し入った3人が返り討ちにあい脱出不可能になってゆくスリリングなホラー映画に仕上がっている。
舞台となる老人の家が空き家が目立つ住宅街にあり窓には鉄格子がありドアは内側に鍵穴がありほぼ密室である。この時点でホラー的にかなり良い設定だがさらに窃盗メンバーがお約束のように大胆な行動で自体を悪化させるだけではなくそれにより実際に捕まってしまったりするリアリティは評価のポイントだろう。
一人暮らしの住人は盲目の老人で絶好のカモのはずだったが退役軍人で感覚は研ぎ澄まされていた。主人公たちにとってはまさにモンスターと化すというあたりは少々サム・ライミのスパイスも感じることができるかもしれない。そして盲目の老人を演じる役者「スティーヴン・ラング」を知っている人は老人が登場した瞬間に嫌な予感がするのではないだろうか。
あらすじ
デトロイトの寂れた街で暮らすロッキーはアル中で男を連れ込み辛く当たる母親の暮らしから幼い妹と一緒に逃げ出す事を夢見て逃亡資金のために仲間3人と空き巣を繰り返していた。友人の根は真面目なアレックスは父の経営する警備会社の顧客の家の鍵を拝借し、恋人の粗暴なマネーは盗品さばきと次のターゲットの情報を得る役だった。
次のターゲットになったのは娘を交通事故で失くし巨額の示談金を得た退役軍人の老人だがイラクで負傷し全盲になっていた。良心の呵責に苛まれるアレックスだがロッキーが気になるあまりしぶしぶ参加することになる。
空き家の目立つ住宅街でいつものようにターゲット宅に押し入った3人は全盲の老人を催眠ガスで眠らせ簡単に強奪が終わるはずだった。しかしマネーはあっという間に老人に腕を捻りあげられ銃口を突きつけられる。老人はマネーから1人で侵入した事を聞くとロッキーの目の前で撃ち殺してしまった。
偶然老人が金庫の番号を入力するところを目撃したロッキーは巨額の示談金を手に入れアレックスと脱出しようとするが老人は侵入者が1人じゃないことに気づいてしまう。そして地下室の秘密を知られた老人は2人を生きて返すわけにはいかなかった。
キャストの紹介
ロッキー
(ジェーン・レヴィ)
アル中で辛く当たる母親から幼い妹と一緒に逃げる資金のために空き巣をしている女。マネーの恋人。
アレックス
(ディラン・ミネット)
根は真面目で気弱だが慎重で重窃盗罪にならないよう窃盗の金額を調整する条件で参加している空き巣仲間。父親が経営するホームセキュリティ会社の顧客の鍵をもちだしてターゲットにしている。ロッキーに想いを寄せている。
マネー
(ダニエル・ゾヴァット)
荒くれ者の空き巣仲間でロッキーの恋人。盗品をさばきターゲットの情報を仕入れている。
盲目の老人
(スティーヴン・ラング)
空き家が目立つ住宅街で一人暮らしをしている老人。退役軍人でイラクにて手榴弾で失明している。娘を交通事故で失った時の巨額な示談金を隠し持っているらしい。

カメレオンとヘビのネタバレ感想
ロッキーの逃亡資金のための最後のターゲットは盲目の老人
ロッキーの父が家を出て行ってから母は昼間から酔っ払って男を連れ込んでロッキーに辛く当たるようになった。幼い妹が心配なロッキーは妹を連れて2人でカリフォルニアへ逃亡する資金のために空き巣を繰り返していた。

ロッキーかわいそうにてんとう虫に慰められるぐらいひどい目にあってたんだ

てんとう虫がもっと重要なキーとして出てくるのかと思ったけど特に何もなかったね

あーそういえばそうだったね。てんとう虫に導かれて脱出できたとか、てんとう虫が老人の鼻に入ってるすきに逃げ果せるとか、そんな何かがありそうな伏線に見えるシーンがあったよね

そうそう。てんとう虫を腕に這わせてるシーンとかてんとう虫のタトゥーの説明のシーンとかなんかの伏線になるかと思ったよね

うんうん思った。もう一つ気になったんだけど、マネーが老人宅の情報をもらう時に情報屋が「お前の親父さんの警備会社の客だ」って言ってるけどマネーとアレックスは兄弟なのかな

そんなこと言ってたね。でも兄弟っぽいシーンはないんだよね。お父さんのパソコンの写真にマネーが一緒に写ってないし

マネー兄さんはチンピラになったからお父さんがいなかったことにしてるとかw

それかマネーのお父さんがアレックスのお父さんと同じ警備会社で働いてるとか。むりがあるかw よくわからなかったねそのへん
その男、スティーヴン・ラング
次のターゲットは娘を交通事故で亡くした過去があり巨額の示談金を隠し持っている退役軍人で一人暮らしの盲目の老人だった。ロッキーはこれを最後にカリフォルニアへ妹と逃亡するはずだったが老人は只者ではなくロッキーたちを全力で殺しにくるモンスターとなる。

なんなんだこの老人は催眠ガス効かないし

だってスティーヴン・ラングだよ?

この人はジェームズ・キャメロンの「アバター」で大佐ぐらいしか覚えてない。しかも「アバター」もあんまり覚えてないんだ

なんかもういつでもプライベートでも軍人みたいな役者じゃないか。いうならば下見にいくシーンで犬を口笛で呼び戻した老人にカメラが向くと、盲目の千葉真一とか盲目のスティーヴン・セガールがいる。みたいなもんだよw

それは無理だwww 計画中止したほうがいいww

なんだったら昼間の下見に行ったシーンで盲目の老人が犬を口笛で呼んだあとにゆっくりロッキーたちの方に顔を向けた気がするぐらいw
でも実際この配役はそんな意図があるはずなんだスティーヴン・ラングって時点で。みてる人が「これは無理だあああ」だってわかる人もいるんじゃないかな

そりゃ催眠ガスなんか効かないわけだ。ハンマーで殴られても結局死ななかったんだもんねw

もう老人が主人公みたいなもんだよね。ジェイソンみたいに続編できそうだし
捕まったら死ぬ鬼ごっこのはじまり
ロッキーの目の前でマネーはあっさりと盲目の老人に仕留められてしまった。そして偶然みてしまった地下室の秘密により自体はさらに悪化してしまう。

老人は娘を轢き殺した富豪の娘を監禁してたんだね。娘の代わりを産ませるために

さすが富豪の口止め料はすごいね。30万ドルぐらいとか言ってたけど結局100万はあるとか言ってたもんね。億単位だね

足が臭くなければ2人は逃げられたかもしれなかったのに。お金は手に入らなかっただろうけど。老人の嗅覚は視力を失ってから冴えてんのかな

あれ日本人がみると嗅覚冴えてんのかなと思うよね。でもあっちの人たちってヘッドが固定されたシャワーを立ったまま上から浴びるだけで足を洗わない人がいるって話を聞いたことあるから実際臭いがきつかったんじゃないかなw 体臭強めな人おおいしね

あーそういえば足は汚いもんで臭いもんだって感覚の人がいるって聞いたことある。そうなると老人の至近距離に入っちゃうシーンとかあったけど、あの時点でも鼻でわかりそうなきもするね。ただでさえ他人の匂いってあるもんね

ブーツじゃなくてせめて底の柔らかいスニーカーかなんかにすればよかったのにと思ったりするね。でも裕福じゃなさそうだし買ってられないか

土足の文化の人たちが靴をぬぐって選択も違和感を感じた。音を出さないためなんだろうけど靴をぬぐって

靴を投げて何かを確認したりする人たちだから靴を失うことに抵抗がないのかなw

ガラスのかけらがあったりするんだし裸足はないよねw

ロッキーがダクトの中を逃げてる時に「うーんうーん」とかホラー映画でよくある居場所がばれるとヒヤヒヤするシーンがあったけど、ちゃんとみつかって捕まるところは評価がたかい

うんうん。ホラー映画いつものやつだと思うよね。キャアだのウーだのいって居場所を知らせるやつw 真っ暗な地下室でも「アレックス!!」だの「ロッキー!!」だの名前までばらしてたしダクトの中でもまた居場所がバレるのになあと思ってみてたら思い切り捕まってなんか新しい感じがしたね

いい意味でホラーの掟破りというか。清々しかった。「スクリーム」シリーズを思い出すようで

あーなつかしいね「スクリーム」。「ホラー映画でセックスは命取りだぞ。」とかホラー映画解説みたいで面白かったね

しかし老人の家にロッキーの指紋がベタベタついてるけど大丈夫なのかな

アレックスが窃盗の限度額とか慎重に支持してたから前科がなければいいけどね。リミナル・ホームセキュリティの評判はまずいよね空き巣やられすぎてんじゃないかなw

客の鍵を使って窃盗ってまずいよね。マンションの管理人が住人の鍵使って勝手に侵入するぐらい反則だよね

コンシェルジュだっけ怖いやつあったね。なんも信用できなくなる