SF・ファンタジー

オール・ユー・ニード・イズ・キルのネタバレ感想と考察 毎回全力で死ねるのか

やあヘビだよ。今回はトム・クルーズが何度も死んで死んで殺されて死んで死ぬタイムループもののSF映画。2014年「オール・ユー・ニード・イズ・キル」の紹介。

原作は2004年のライトノベル桜坂洋「All You Need Is Kill」。2014年には漫画化もされてる。

日本のライトノベルがハリウッド映画化されるのは初めての事なんだって。

原作は漫画版の方しか読んでないヘビが感想を書くよ。


侵略されつつある世界

死者はすでに数百万
侵略を阻止する術はゼロ

地球は “ギタイ” と呼ばれるエイリアンの猛攻撃を受けている状態。侵略はヨーロッパに広がりつつあってそれは5年前のハンブルグから始まった。

人類はヴェルダンで初の勝利を収めたと思ったけど、、、

「実は昨日あんま寝てないんすよ。」
「昔は結構アレだったんですけど膝に矢を受けてしまって。」

米軍メディア担当のケイジ少佐はロンドン統合防衛軍本部へ行くとブリガム将軍から上陸部隊と合流しろとの命令を受ける。

「いや命令だ。とおりません。」

色々な言い訳をして断るケイジを逮捕して前線部隊の基地に放り込んだ。

ギタイという侵略者

カーター博士の分析によるとこのうじゃうじゃいるやつらは実は1個の有機体であるという。

ドローン

なんか金属っぽい感じはあったけど機械みたいなもんなのかな。こいつらはアルファみたいに血っぽいものが出ないよね。

アルファ

内側から青い光が出てるやつ。618万体のドローンにこのアルファが一体いるそうな。ケイジはすごい確率で最初の戦闘でアルファに出会ったんだね。

オメガ

こいつは時を操作する能力がある。アルファが殺されると自動的にリセット機能が働いて時間のループが始まる。

何度も繰り返すことによって未来を知り人類の攻撃を完全攻略している。即ちまともにギタイと戦闘していてもオメガを倒さない限り人類に勝ち目がないわけだ。

実際今回の海岸の作戦は全部ギタイのお見通しで失敗に終わる運命。

この戦闘は何度も繰り返されていたんだね。しかもギタイが勝利するまで終わらない。

ゲームオーバーを繰り返し攻略する

無理矢理前線に送り込まれた実戦訓練を受けていないケイジは当然死ぬことになる。

でもたまたま最初の戦闘でアルファの血を浴びてタイムループ能力を会得してしまった。死ぬと手錠をかけられたまま目を覚ます基地に到着した時点に戻る。

ケイジ少佐は何度も繰り返して前線で死んでいるうちにそこで死んでしまう “戦場のビッチ” ことリタ・ヴラタスキ軍曹を助けることになる。

私を探して !!

あまりにも先を読んで行動するケイジをみて自分もタイムループの経験があるリタはケイジもまたタイムループしていると気づいた。

また戦死してリセットされてリタを訪ねると

「なにジロジロみてんだ?あんた誰?」

まあそうなるよねw リタの時間軸ではケイジは初対面なんだから。リセットされるたびに「あんた誰?」から始まると思うとうんざりするw

なんとか状況を理解してもらうとカーター博士を紹介される。

このなんだかやばそうな人はループ現象を唯一信じてくれる博士。ギタイを生物学的分析しているそうな。

カーター博士から「タイムループを繰り返しているとオメガは同調に気づいて侵入者を探そうとする。そのときに幻覚を見るようになってきてオメガの場所がわかるはず。」と聞いていたけどついにその時が来る。

うーんどこかのダムのようです。

その水の奥深くにいました。オメガのようです。

ケイジはリタとまずは戦線を離脱して一緒にこのダムに向かおうと頑張るけどどうやってもリタが戦線でしんでしまうのであきらめて一人でダムに向かう。

ところがそこでアルファが待ち構えていた。

ケイジを殺すだけではリセットされてしまうからなのかすぐに殺さず近づいてくる感じがものすごくこわいw カーター博士は「タイムループの能力を取り戻す」みたいなことを言ってたけどどうやって取り戻すつもりだったんだろう。

ケイジはなんとか逃げて溺死リセットに成功。

さて次の策は、、、

カーター博士がロンドンにいるときにオメガの交信波が入る装置がテスト段階まで完成していたけど上司に話たら狂人扱いされて装置を取り上げられてクビになった。

その装置はブリガム将軍の金庫にある。

えーまたあのブリガム将軍。

ブリガム将軍を説得すると (一体何回目なのか) なんかわからんけど装置をくれた。

ケイジも説得できたのは今回が初めてだという。

と思ったらやっぱりMPに追われることに。

逃げる車の中で逆探知装置を足に突き刺されたケイジにオメガの場所がみえてきました。

なんとかパリに行く方法を模索する。(もちろん何度も死にながら)

ホワイトウォッシュ

ヘビは先に映画を見てから漫画を読んだせいで漫画版の主人公が高校生みたいでしらけてしまった。戦場のビッチは子供だしw 華奢な子供がバカでかいグレートアックスをぶんぶん振り回す。まさに日本の漫画にはよくあるデザインでヘビとしても嫌いじゃないんだけど映画でおっさんのケイジを先にみてしまったばっかりに。

ヘビとしてはどっちもまだ見てない人は漫画を先に読んでから映画を見ることをおすすめします。

アジア系人物が白人で映画化されてるわけなんだけどこれがかなり手堅い仕上がりな印象だった。情けない広報担当の少佐が覚悟を決めて運命に立ち向かうさまを見事に演じてた。CGの戦闘も迫力があったね。

ヘビ
ヘビ

ホワイトウォッシュな映画だなあとは思ったけど、さすがは「ボーン・アイデンティティ」のダグ・リーマン監督って感じで見事な仕上がりだったね。

カメレオン
カメレオン

脚本のうまさなのかもしれないけどテンポがよかったよね。そしてちょっと原作へのリスペクトなのかホワイトウォッシュのせめてもの償いなのかパワードスーツのシステムの言語設定が日本語になっちゃうってトラブルは原作が日本のラノベだと知ってる日本人としては面白かったw

カメレオン
カメレオン

しかしトム・クルーズってのは40年近くも最前線で活躍して化け物だ。ハズレ作品が無いことはないけどまだまだ主人公に起用するとなればスポンサーもつきやすいだろうね。

毎回全力で死ねるのか

毎回全力で挑むケイジ少佐。こんなに毎回全力でやれるもんだろうか。

ヘビ
ヘビ

何度やっても上手くいかないって精神が持たないよね。

カメレオン
カメレオン

なんか休暇のようなものを挟まないと効率も悪くなると思う。

ヘビ
ヘビ

一度諦めかけてバーに行くシーンがあったけどあんなもんじゃなくてバカンスみたいな休暇だよね。

カメレオン
カメレオン

そうそう。もう海水浴いったり何もしない一日を過ごしてからの自殺リセット。

ヘビ
ヘビ

何度もループしてるとオメガに逆探知されるっていうから時間がないんだろうけどちょっとかわいそうになってくるね。自殺リセットもやだなあ。死ぬ瞬間に痛みがくるだろうし痛みの記憶もちゃんと残るだろうし。

カメレオン
カメレオン

リタがナイフでリセットとかひどすぎて面白かったww

ヘビ
ヘビ

リタのキャラよかったねえたくましい戦場の女だけど黙って立ってるとなんかかわいい感じもあるし。


あくまでも個人の感想です。みんなはどう感じたかな?


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