解説
7年ぶりの「ソウ」シリーズ最新作が登場。監督は「デイブレイカー」で監督をつとめたスピエリッグ兄弟。制作には「ソウ」シリーズでおなじみのジェームズ・ワンが関わっていて「ソウ」シリーズならではの密室系ホラームービー。
残酷なゲームを仕掛けてきた男 “ジグソウ” の死後十年、何者かによる新たなゲームが開始される。
「ソウ」シリーズとしてはめずらしくゲームのスターターが物語を開始することになる。そしてこのシーンが見る人を強烈に欺く重要なシーンとなっている。
いつものように密室でジグソーのゲームが開始されるが今作はグロさが幾分か控えめな印象を受ける。(それでもグロ注意)
おなじみの人形の登場で「ソウ」シリーズファンは待ってましたとワクワクする事だろう。
「ソウ」シリーズ同様、ゲームと捜査が同時に進行する相変わらずのスリリングは健在だ。
そして衝撃のラストはまさに圧感。ほとんどの人が壮絶にだまされる事になるだろう。
「ソウ」シリーズ新章とも言える今作だが、”ジグソー” を少し把握するためにも 「ソウ」1作目だけでも観た後に今作をに入り込めばより一層「ソウ」の世界に浸れるのではないだろうか。
あらすじ
ある男が警察官に追い詰められていた。男は「ハロラン刑事を呼べ。17分以内に来ないと5人が死ぬ。」と言い左手には何かの装置を持っていた。ハロラン刑事が到着し男をなだめるも虚しく男は時間切れで装置を握り警官たちの銃弾に倒れる。男は意識を失いつつも「ゲームが、、始まった、、」と言った。
惨殺死体が次々と発見され皮膚はジグソウパズル型に切り取られていた。そして惨殺死体の傷口から埋め込まれたUSBメモリが発見される。USBメモリの中にあった音声ファイルには「ゲームは始まった。4人の罪人が犯した罪が償われるまで終わらない」というメッセージが入っていた。そしてその声はなんと10年前に死んだはずのあの “ジグソウ” ことジョン・クレイマーのものだった。
捜査が進むにつれ捜査関係者同士に疑惑が持ち上がってくる。刑事を信用できなくなってきたローガンは独自に捜査しようとするがキース刑事にもまた真の任務があった。
キャストの紹介
ローガン・ネルソン
(マット・パスモア)
次々と発見される惨殺死体を調べることになる検視官。戦争で捕虜になり拷問された過去をもつ退役軍人でもある。
ハロラン刑事
(カラム・キース・レニー)
数々の事件を担当してきたベテラン刑事。昔気質で粗暴な面もある。
キース刑事
(クレ・ベネット)
ハロラン刑事と惨殺事件を担当することになる刑事。キースにはもう一つの捜査があった。
エレノア検死官
(ハンナ・エミリー・アンダーソン)
ローガンの検死の助手をつとめる検視官。タトゥーやピアスだらけで惨殺死体にワクワクする一風変わった女性。

カメレオンとヘビのネタバレ感想
エレノアのスタジオのクオリティが高すぎる理由
ローガン検視官の助手を勤めているエレノアはジグソーマニアでありジグソーのファンサイトから拷問器具の設計図をダウンロードしていた事もあり模倣犯の疑いをかけられていた。

エレノアがいいねえすごいねえ

顔のない死体に
「顔色がイマイチね」
とか言った瞬間にキャラがビシッとキマったよね
びっくりなのがこの女優ハンナ・エミリー・アンダーソンって人はほぼ無名みたいなんだ

すごいうまかったよね
ジグソーマニアだからジョン・クレイマーの手口だってなって喜んでるんだろうけど
猟奇殺人そのものに対してもワクワクするキャラぽくみえるんだよね

ワクワクさ加減が無邪気で女子を感じるね
ケーキが出てきて喜んでる感じに惨殺死体で喜んでる

ジョン・クレイマーの声と一致したってシーンで
「一致?」
って真顔で言ってるだけなんだけど嬉しさが滲み出ててすごい演技力だなと思った

もうエレノアが終始解剖しながらニヤニヤしてるようにみえるぐらいキャラがたってる
みんな眉間にシワが寄ってるのに1人だけ後ろ姿まで嬉しそうにw

しかしエレノアはただのマニアだったんだねえ
エレノアかな?エレノアじゃないな、エレノアかな?
って何度か疑わさせるところが楽しかった

スタジオに入った瞬間にエレノアがシロだとわかるとこも面白かったね
あんな完璧すぎる状態の拷問器具コレクションで天井も高くてもうそこでゲーム開始できそうなスタジオ
で吹いたw

エレノアそれはまずいよw
マニアでコレクターでも
「これがあのときの薬莢です」とか「あの器具の破片です」とか器具の一部のコレクションって感じだろうけど
エレノアは設計図仕入れて組み立てたとか言ってんだもん
そりゃ状況証拠がありすぎるよね

スタジオの数々のアイテム見ると一体どこから資金出てるんだろうとは思うけどw
完璧なスタジオを見せることで逆にシロだと分からせるシーンだったね
映画中盤にドヤ顔で拷問部屋見せてくるやつが犯人なはずがないと思ってしまう
5人のゲームは10人のゲームだった
なんと時間軸の異なる二つのゲームが存在していた。発見される惨殺死体は現在のゲームの犠牲者だが、密室のゲームのシーンは10年前の出来事だった。

ほっぺぐるぐる人形がちゃんと出てきたね

あのビリー人形が出てこないと始まらないもんね

なんか出だしからワクワクする感じだったよね
刑事が2人ゲームを開始ようとしてるやつを止める

誰だ胸を撃ったのはってところでこの中に犯人もしくは関係者がいるんじゃないかとか
ジグソウのゲームに参加させられてるんじゃないかと思わせる事に成功しているね

そして10年前のゲームのシーンになるわけだね

これにはまんまとやられたね
あの流れで観せられたら時間軸が違う二つのゲーム
があるなんて思うわけがないもんね

10年前のゲームは結局公にならずに死体は白骨化していたんだね
ジグソウが生きてる!って興奮はすごかった
あれも10年前だったんだけど
ローガンとハロラン最後のゲームで感じた違和感
「お前たちが最後の2人だ」ついに明らかになる真実。なんとジグソーはローガンだった。そしてローガンの真の目的は、、、

ローガンはハロランを裁きたかったわけだけど10年前のゲームを模倣した意味がよくわからなかった

「俺は彼に匹敵するか。同じように才能があるか。」
とか言ってたからジグソウに認められたいジグソウになりたいっていう目的になってんのかなローガンは

現在の方の3人の犠牲者がハロラン処刑のとばっちりみたいな感じに見えちゃうね

今回も畳み掛けてきたねえネタバラシ
ちょっとスピードに脳みそが追いつかない感じがちょっとあった

被害者が誰でも心当たりがあるような罪を持ってたりするから
ザマアミロって感じに見れないところがソウシリーズなんだよね

最後のローガンとハロランのゲーム
今まではノコギリとか蝶番とか骨董品的だったのにいきなり最新技術のレーザーカッターの登場だったね

あのレーザーカッターでちょっと違和感を感じたんだけど、話にグイグイ引き込まれてたのでそのままみてた
だって首に向かってレーザーが出て首が切れるだけかと思ったらレーザーが上を向いて角度が狭くなっていくんだよ?
顔どうなっちゃうの?切れ味抜群だよね?って大興奮したよw

あんたエレノアといい勝負できるよw

ローガンにレーザーが炸裂した時
顔に傷も付かないから一瞬おかしいなと思ったよね

ローガンが倒れても割れないとこでもさらにアレってなったけど
ハロランの時にはレーザーで天井に穴が開く演出でなるほどローガン死んでない!ってなったよね

最後のゲームは開始から随所に違和感を散りばめつつネタバレに持っていくから観る側としては
「あっ!あっ!やっぱり!そうか!」
って感じの流れが気持ちよかった
で最後はハロランの頭がお見事
ビジュアルとしてフヒヒヒ