解説
2014年アメリカ製作のオカルトホラームービー。監督は「ミッドナイト・ミートトレイン」で製作総指揮の1人を務めたアンソニー・ディブラシ。主演の新人警察官は「ウォーキング・デッド」シーズン4に出演したジュリアナ・ハーカヴィ。
閉鎖最後の日の誰もいない夜の警察署旧庁舎を舞台に1人で当直にあたる新人女警察官が次々と怪奇現象に見舞われる恐怖を描いた戦慄の作品。
2018年「エンドレス・エクソシズム」同様、嫌な予感しかないシチュエーションで始まるストーリーは見る側に怖がる準備をさせてくれるようで「ホラー映画が観たい!!」と言う人の欲求に応えてくれること間違いなし。
そして一瞬だけ主人公の気を引いている間に全く違う状況になっているなど恐怖の演出はとてもクールで隠れたホラーの名作と言ってもよいだろう。
あらすじ
ある日の夜。新人警察官のジェシカは閉鎖最後のサンフォード警察署旧庁舎に1日だけ当直する事となった。明け方までの間に産廃業者が荷物を引き取りにくるので対応しなくてはならないと言う。先に1人で勤務に当たっていたコーエン巡査部長から引き継ぎを終えるとジェシカは誰もいない夜の警察署にたった1人となり微睡み始めていた。
突然の 電話を受けると緊急通報は全て新庁舎へ転送されるはずだったが 「監禁されている助けて」という通報だった。ジェシカは必死に対応するものの電話は切れてしまう。
その頃から旧庁舎でおかしな現象が起こることになる。誰もいないはずの旧庁舎に誰かがいる気配がする。最初は音がしたり扉が開いたりする程度だったが次第にジェシカを限界に追い混んでゆく。
ジェシカの父もサンフォード警察署の警察官だったが数年前にペイモンズと呼ばれる少女を監禁虐殺する悪魔崇拝グループの逮捕時に殉職していた。逮捕されたペイモンズの3人は拘留中に首吊り自殺をしてる。その現場がこのサンフォード警察署旧庁舎だった。
キャストの紹介
ジェシカ・ローレン巡査
(ジュリアナ・ハーカヴィ)
誰もいないサンフォード警察署の旧庁舎で1日宿直することになった新任の警察官。父親も警察官だったが殉職している。
コーエン巡査部長
(ハンク・ストーン)
ジェシカの前に旧庁舎で当直をしていた警察官。ジェシカが当直を引き継ぐことになる。
ジョン・マイケル・ペイモン
(ジョシュア・マイケル)
ペイモンズと呼ばれる悪魔崇拝グループのリーダー。数年前に少女たちを監禁虐殺した上に2名の警官殺しで逮捕される。サンフォード警察署で拘留中に首吊り自殺している。
ホームレス
(J・ラローズ)
外に追い出して鍵をかけても何度も旧庁舎の中に入ってくる。
マリゴールド
(ナタリー・ヴィクトリア)
旧庁舎の敷地内でタバコを吸う女。昔サンフォード警察署でおきた事件の事に詳しいらしい。

カメレオンとヘビのネタバレ感想
嫌な予感しかしないシチュエーションからの開幕
新人警察官ジェシカの初仕事は誰もいない閉鎖寸前のサンフォード警察署旧庁舎での最後の宿直だった。巡査部長からの引き継ぎを終えて一人きりになると照明が点滅し始める。そんな中突然の電話に出ると監禁された少女からの助けを乞う必死の訴えだった。ジェシカは懸命に対応するも電話は途中で切れてしまう。緊急通報は全て新庁舎へ転送されるはずだったがこの電話はまた鳴ることになる。

完璧なシチュエーションだね。嫌な予感しかしないw

誰もいない旧庁舎で1人で朝まで番をするんだもんね

冒頭のお母さんからの電話でお父さんも警察官で勤務中に大怪我もしくは死んでるかって想像させるしね。後から殉職だとわかるけど

いきなり変なフラグを立ててきたよねw コーエン巡査部長もなんか変だしなにキレてんだか。なんか見ちゃったのかな

なんかあそこのシーンはそう思っちゃうよね。「留置場には近づくな」なんて言ってたからペイモンズ首吊り事件のことは知ってるだろうしベテランぽいから噂も聞いてるだろうけど

ジェシカが後で我慢できなくなってコーエン巡査部長に電話するシーンで、お前も見てしまったのか実はな、、、とか言うのかと思ったら「宿直もまともにできないのか」とか普通の対応だったし何だろうね

コーエン巡査部長は頑固そうだしなんか見ちゃったけど気のせいだバカ言ってんじゃねえって人なのかも

遅くなりますって言う産廃業者にキレてるとかもしくはベテランの俺をこんなつまらん任務につかせやがってとかだったりして
やりすぎる怪奇現象は期待以上
ジェシカはロッカールームにて鍵が刺さったままのロッカーを開けてみると父の使っていたロッカーだった。幼いジェシカを肩車した父が映った写真が挟まっていたのだ。過去の想いに浸りながらも写真を元へ戻し任務に戻ろうとするとさっきまで閉まっていたはずの全てのロッカーの扉が開いていた。

目を離したすきにロッカールームのロッカー全ての扉が開いてるやつゾクゾクしたねえ。演出がカッコよかったし

そうだね。目を離したすきに椅子が積み上がってるやつとか廊下に現場の証拠写真が整列するやつとか、結果だけ見ると日常なんだよね。積み上がってる、整頓されてるだけだから。でもその行為は誰がやったの?ここには誰もいないよね?一瞬で?もしかして気絶でもしてた?とか想像力からくる恐怖だから見る側の発想でいくらでも恐怖を感じることができる。それにもう勘違いじゃ済まないって叩きつけられてるようで怖かった

何度も入ってくるホームレスはなんだったんだろう

あれもペイモンズファミリーの犠牲者の一人かと思ったけど最後のほうで首つりしてたからただの勝手知ったるホームレスだったのかな

なんか書類まき散らしてたけどよくわかんなかった

書類の中からなんか探してるっぽかったけどよくわかんなかったね。

いろんな恐怖の演出がよくできてたなあ。
ジェシカがホームレスにと一緒に閉じ込められシーンなんかはいるはずのない奴が懐中電灯を取り上げて照らしてくるとかなかなかだったよね

あれは怖かったね。なんか稲川淳二の怖い話的な怖さがあったw 一人多いとかいうやつw
あーそんなんあったね山小屋の話だねw
全くの無関係ではないジェシカ
ジェシカの父も警察官だったが殉職していた。ペイモンズと呼ばれる悪魔崇拝グループが監禁虐殺をしていた現場に踏み込んで銃撃戦となり犠牲となってしまった。犯人たちは逮捕され拘留されるが肉体から解放され活動するために拘留中に首つり自殺をした。そしてその現場こそがこのサンフォード警察署旧庁舎だったのだ。

ジェシカが全くの無関係じゃないってとこがまた怖いよね狙われてるみたいで

お父さんを殺したペイモンズが首つり自殺した庁舎で一人きりの夜勤とかマジ勘弁

そりゃお母さんもとめるわけだ

ジェシカがどうしても任務を全うしようとするよね殉職した父のプレッシャーなのかもしれないけど

任務初日に放棄できないだろうけど変な女が取調室で自分の頭を撃ちぬいた時点で応援を呼んだほうがよかったんじゃないかな

あの女も亡霊だったりしてw

応援が駆け付けたとたん血文字が消えたりして。それどころかホームレスもまさか、、、

ホームレスは人間で会ってほしいねw 実際にジェシカが会った人間はコーエン巡査部長とホームレスと産廃業者の3人で合わせて5人説。
もしくは最初にウトウトしたとこから全部幻だったりして

三人が入ってきたとき嫌な予感がしたよね。そろそろ時間だし産廃業者じゃないかなって。映画の感じから言ってもw

「ジェーン・ドウの解剖」で斧をくらわしたやつが息子のガールフレンドなんじゃないかってぐらい嫌な予感がしたよねw

救われないよねジェシカは。でもコーエン巡査部長に胸のあたりを撃たれてるから死んじゃうかな。頭を打ちぬいた女が幻だったらジェシカの証言は信用されないだけだし実際に死んでたらジェシカの犯罪が増えるだけになりそうだし最悪

どっちにしろジェシカが一命を取り留めたとしても病院に隔離されるバッドエンドしか想像できないとこがまた怖い