解説
豪華なキャストで話題になった「オーシャンズ」シリーズの第4弾はオール女性キャスト。
監督は「ハンガー・ゲーム」などのゲイリー・ロス。メトロポリタン美術館で行われるファッション界最大の祭典 “メットガラ” を舞台に豪華キャストがゴージャスな輝きを放ちながら強奪計画に挑むクライムエンターテイメント映画。
今作のリーダーは「オーシャンズ」シリーズで史上最強のチームを率いたダニー・オーシャンの妹であるデビー・オーシャン。サンドラ・ブロックがクール&ビューティーのなかにも愛嬌のある「オーシャンズ」シリーズ色にマッチしたキャラ、デビーを演じている。クールな相棒ルー・ミラーはケイト・ブランシェット。ダニーとルーにも負けないカッコよさで強烈な存在感を放っている。
主要メンバーであるダニーとルーのやりとりがオーシャンズ11のダニーとラスティーのそれのように感じるシーンがチラホラあり、オーシャンズファンなら思わずウキウキしてしまうことだろう。そして貫録を増した名女優たちが人生に退屈したメンバー役にとてもはまっていて「オーシャンズ」シリーズのスーパースター感が炸裂している。そして今回の舞台であるメットガラでのゴージャスなオーシャンズにオール女性キャストという意義をかんじるだろう。
もう一つ触れなくてはならないのは今作の変わった構成にあるだろう。エンディングかとおもいきやそこからまさかの新キャラ投入。またそのキャラが絶妙であとづけ感が全くないぐらい主要キャラとなることに成功している。
豪華な著名人のカメオ出演のシーンに知ってる人を見つけられればさらに盛り上がるのではないだろうか。
あらすじ
ダニー・オーシャンの妹であるデビー・オーシャンは男にハメられて5年8ヶ月もの服役をしていた。やっと出所したデビーはさっそく刑務所で3年かけて練った計画を実行するために頼れる相棒ルー・ミラーを始めドリームチームを集めてゆく。
その計画とはファッション界最大の祭典メットガラにて1億5千万ドル以上の価値を持つカルティエの秘蔵ネックレス “トゥーサン” を強奪する計画だった。綿密な下準備のもとに計画を進めていくオーシャンズだが、デビーの目的はそれだけではなかった。
キャストの紹介
デビー・オーシャン
(サンドラ・ブロック)
兄のダニー・オーシャン同様頭の切れる詐欺師。ユーモアもあり人の才能を見抜く能力に長けている。
ルー・ミラー
(ケイト・ブランシェット)
ダニーの頼れるクールな相棒。ナイトクラブを経営しているが日常に退屈している。
ダフネ・クルーガー
(アン・ハサウェイ)
ファッション界最大の祭典メットガラでホストを務める女優。オーシャンズの狙う秘蔵ネックレス “トゥーサン” をまとうことになる。
アミータ
(ミンディ・カリング)
宝石職人。口うるさい母親のもとから飛び出したいと思っている。
タミー
(サラ・ポールソン)
大型のマーケットで働く主婦。足を洗ったといいつつガレージは盗品であふれている。
コンスタンス
(オークワフィナ)
ストリートの手品師。しかし本当の姿は凄腕のスリ師。
ナインボール
(リアーナ)
東海岸で1番の天才ハッカー。
ローズ・ワイル
(ヘレナ・ボナム=カーター)
昔は注目されていたが今は落ち目のファッションデザイナー。

カメレオンとヘビのネタバレ感想
かっこいい!デビーとルーの女性オーシャンズ

オーシャンズシリーズが女性キャストでリブートだね。女性キャストのリブートというと2016年のゴーストバスターズが面白かったね

今作は時間軸でいうとオーシャンズ13の次になるけど題名はオーシャンズ8なんだね。8がヒットすれば「オーシャンズ9」「オーシャンズ10」と三部作にできるから8で始まったのかも

8、9、10、11、12、13とつながるね

つながるといっても時間軸では11、12、13、8、9、10になちゃうけどね

ジョージ・クルーニーとブラッド・ピットのコンビがサンドラ・ブロックとケイト・ブランシェットで再現だね

ジョージとブラピのときみたいに二人で仲間に引き込んだり騙したりが絶妙なコンビネーションだったね

仲間を集めるときにサンドラとケイトの二人で仲間に誘うときとサンドラ一人で誘う二つのパターンがあったよね。二人で誘うときはそそのかして誘ってる感じで一人の時は真面目に誘うとこが勧誘もターゲットに応じて綿密に作戦を立ててる感じで面白かった
ラスティのオマージュか?食べるデビー

刑務所スタートってのがいいねえ。「オーシャンズ11」を思い出させるねえ。仮釈放からホテルに落ち着くまでにもうごっそり万引までしちゃって

しかもただの万引きじゃなくて手際が最高だったね。店の棚にある商品をそのままその店に未開封品だからと返品しにいって断られると、じゃあ返品しないといって紙袋まで用意させて出てくる。上映5分でデビー・オーシャンのキャラクターを説明してるんだ

ふてぶてしくもクレバーで愛すべき泥棒キャラができてるよね

なんかちょいちょいサンドラが食べてるシーンで「オーシャンズ11」のいつもなんか食べてるブラピを思い出す

「オーシャンズ11」のブラピは本当によく食べてたよね。実際サンドラのほうは2シーンぐらいしかないんだけどこの2シーンがかなり印象的なんだ。いつもケイトと一緒の時に食べてるんだけどサンドラしか食べてないからサンドラばっかり食べてる印象になるしこの2シーンの間隔が近いのもそれを助長してるね

「オーシャンズ11」のブラピのせいで食べてる事に敏感に反応するのかな。だいたい食事のシーンって実際に口の中に食べ物を入れてないことが多いけどサンドラは思い切りほおばって食べてるんだよね

そういえば開始早々ルーベンが出てきた

「オーシャンズ11」のキャラが出てきてうれしかったけど後から思い返すとあのシーンいる?w

ルーベンがデビーの計画に対してダニーもやめろって言ってるよって忠告しにきたんだろうけどまあなんかビシッときまらなかった感はあるよねw
エンディングかと思いきや保険調査員登場

ネタ晴らしのシーンでエンディングかと思ったんだけどさらに続くとはびっくりだね

うんうん終わってからあのタイミングでまさかの新キャラ投入。しかもそのジョン・フレイジャーって保険調査員のキャラがすごくいい。すっごい張り切ってんだけど周りがやる気なくて空回りしてるんだ

宝石を必死に守ってたみんなが宝石盗まれたとたん全くやる気なくなってんだよねw 全然宝石を取り返す気がない感じにw

そうそうw あの温度差が最高におもしろい。ちゃんと面白くなってるからネタ晴らしのシーンが終わっても失速してないんだよね。脚本と役者と構成がぴったりとはまってるねえ
メットガラと女性オーシャンズ

メットガラって知らなかったけどメトロポリタン美術館で毎年行われてるファッションイベントなのかな

そうみたいだね。ざっと調べてみたらメトロポリタン美術館の資金調達のためのパーティーみたい。ヴォーグ編集長兼メトロポリタン美術館理事を務めているアナ・ウィンターが招待したセレブしか参加できなくてチケットは1人300万円から600万円といわれてるみたいなんだ

メットガラに招待されたらセレブと認められたようなもんだんだね。そういえばタミーがヴォーグに面接に行くシーンで、アナって呼ばれてるサングラスの人がいたけどあの人がヴォーグ編集長のアナ・ウィンター本人だったんだね

そうそうほかにもすごいカメオ出演があるみたいだけど、あとはセレーナ・ウィリアムズぐらいしかわからなかったなあ

うんうん。あれはいろいろわかったら楽しいだろうね

メットガラという世界が注目するファッションイベントがオーシャンズの計画の舞台になることによって、今回のオーシャンズが女性である説得力がでるね

かっこよかったねえ。メットガラで男オーシャンズじゃだめだよねw

そういえばジョージ・クルーニーがもうダニー・オーシャンを卒業したいってことで「オーシャンズ13」で終わったみたいだけど何も殺さなくてもってとこが面白いよね

しかも詐欺師だから実は生きてるのかもって思わせるとこも面白いよね。ダニーのキャラが生きてるんだろうね