やあヘビだよ。今回は2019年のNetflixオリジナルスリラー映画「パーフェクション」の紹介。
才能がありながらも家庭の事情で名門音楽学校を中退した主人公シャーロット・ウィルモア役は
2017年「ゲット・アウト」でも重要な役を演じたアリソン・ウィリアムズ。
母の病によって名門音楽学校のバッコフ・アカデミーの栄光を辞退していたチェロ奏者のシャーロットは母の死によって解放され10年ぶりに校長にコンタクトをとる。そして選考会が行われる上海のオペラハウスへ向かった。
そこでバッコフ・アカデミーを代表するチェロ奏者で校長の愛弟子であるリジーと意気投合して休暇中の観光に同行することになる。
出発の朝からなんだか具合が悪かったリジーだけどどんどん体調は悪化してついにバスのなかで嘔吐すると嘔吐物の中にたくさんの虫がいた。感染を心配したバスの運転手は2人を山中に置き去りにしてしまった。
リジーはさらに悪化していて右腕の中を虫が這いまわっていた。なんとかしないととリジーは肉切り包丁で自ら右手を切り落とした!
この映画は中盤まで一体どんな毛色の話なのかわからない。
感染モノなの?ゾンビモノなの?復讐モノなの?なんなの?というドキドキのなかで進行していく。ストーリーはどこへ転がっていくのか!
なかなか映画の方向性ががわからない!

LGBTQなの?ロマンスなの?
上海の選考会でデュエットしたシャーロットとリジーは驚くほど演奏の相性がよかった。そして二人は惹かれあってその夜結ばれることになる。というかリジーが勝手にシャーロットに魅了されてる感じがするよね。
結構がっつりとからみの尺をとってあってこのままこういう路線でいくのかなとも思わないでもないような丁寧なつくりだった。

乳首をださないところも丁寧なつくりだった

そうくるとおもった

乳首無いのかな

こんな感じで二人はベッタリというか恋人みたいな感じで行くのかなと思ったらこのシーンだけだったね
感染パニックなの?ゾンビなの?
観光へ出発の朝から具合の悪いリジーはバスに乗る頃には悪化していて頭が燃えるようとかいうし異常に水を欲しがる。
これゾンビの症状じゃないですか。
さらにリジーは頭が割れそうだしうんこもれそうとか言い出す。
そして嘔吐!
これ上海の会場での嘔吐男と同じ感じじゃないですか。
なんか中国南部で出血熱が流行ってて空気感染するなんて誰か言ってたよね。
ところがこれで終わらない。
しばらくしてもう一回吐くと今度は嘔吐物に虫がいっぱいいるじゃないですか。
これはいったい、、、

しかしバス汚すぎだろ。上海でこんなわけないと思うけど

街並みが映るシーンもなんか中国奥地の村を映してんじゃないかって感じだったね

上海って言ったら日本でいうと横浜とか神戸みたいな都市じゃないのかね知らんけど

気になったからグーグルマップのストリートビューで見てみようとしたらストリートビューがないんですよ、、、やっぱりお国柄なんですかね

写真しかないな。でも写真みるとやっぱりきれいな街なみぽいね。水が汚いけど

うんなんか水がどこもかしこも泥水みたいだけどこれは汚れてんのかな
アマゾン川とかみたいにもともとそういう色なのかな
復讐ものなの?サスペンスなの?
肉切り包丁でどっこいしょしてからシーンはぐるぐると早戻しになってこれがシャーロットの計画だったと知ったときの衝撃!
リジーが手を切り落とした時のシャーロットの「あらまあやっちゃったわね。しーらない」みたいな顔が怖いんですけど、、、
ここからジャンルはサスペンスなんだなって方向に落ち着いてみていくことになるんだけど。
するとこれはやはり、
嫉妬による犯行なのかな?
手を切り落とさせたことで達成したのかな?と思ってたらすぐに話はリジーのターンに。
しかしシャーロットがあんまりしゃべらないよね。感情を説明するようなセリフがないからよけい不気味なシャーロット。
一体真の目的はなんなのか。
一般的な映画だと復讐を達成したときに理由の説明があったり、ばらまいた伏線を回収してなるほどと関心したりするはずなんだけどこれはまだない。
そもそもシャーロットが誰かに頼まれたって可能性もあるよねこの時点では。

シャーロットの想いがいまのとこよくわからないままだなんだよね誰に味方しながら観たらいいのかなって思った
シャーロットの復讐達成という感じがあればシャーロットおめでとうという観方もできるんだけどね

そうなんだよね
リジーしかしゃべってないような印象だった
リジーが勝手にシャーロットに魅了されて勝手に信頼したような感じで
シャーロットが主役だと思ってみてたけど明らかにリジーに振り回されてる感じだったよね

シャーロットが肉切り包丁をだしたところではじめて『あっ』となってスリラーなストーリーなんだと気がついた
それにしても大事な手を切り落とさせちゃうんだ、、、
シャーロット怖え、、、

シャーロットのチラホラと血が通ってない感じが見えるとこがすごい怖いよね
まあ小さいころから虐待されてレイプされても我慢して築き上げたものをサラっと奪われて十年も空白の時を過ごしたんだからおかしくもなるかもしれないけど
シャーロットはすごくツイてる?

随分とテンポよくシャーロットの犯行がキマっていく。シャーロットがリジーに虫が這ってると思い込ませる才能ありすぎw テンポよくどんどんリジーを追い込んでいく。
- 簡単に勝手にシャーロットに魅了されるリジー
- バス旅行という突発的なステージでも対応
- バスに英語がわかる人が一人だけいる
- 偶然山の中に置き去りにされる
- 体の中で虫が這いまわってると思わせることに成功

今回の旅行で達成されなくてもいつか達成できればよかったんだ!もうリジーを魅了してんだし。でも一発であまりにもうまくいきすぎてシャーロット自身もびっくりしてんだろこれw

それぞれのカットは結構スリリングだったからどんな話なのかわからない感じも都合よく進む話の流れも怒涛の展開でグイグイと引き込まれたね

最初の男が会場で嘔吐してるシーンなんかはすごくよかった。ただ事じゃない感じの演出がうまかった

あのシーンでパンデミックものなのかなって思わせる感じがあったね。そういう意図だとしたらすごい

あれは偶然の出来事なんだけどそれすらもリジーを洗脳する材料になったとこはおもしろい

しかしシャーロットは手を切り落とさせといて何のんきにトマト切ってんだよなおそろしいw

また血の通ってないシャーロットが垣間見えてたねw
この後リジーを説得するにしても手を切り落とさせてんだからそれに対しての後悔をみせるとか無いとこが怖い

せめて頭を抱えて体育すわりしてるとことか見せてくれよなw
最後のデュエットをみせたいがために後付けでストーリーをつくった

多少強引だけどいい出来になったのにデュエットをみせたくて仕方がなかった
ついにシャーロットは真の復讐を果たすためにリジーと協力する。そしてハッピーエンド、、、
あれデュエット、、、
うそだろ、、、そんなに思い切りみせるなんて、、、
なるほどそういうことか!
監督のこのデュエットのシーンを撮りたくて仕方がなかったというにじみ出る想いいただきました! そう思うと全てがピタッと収まってくる。
- 上海の夜、シャーロットとリジーがお互い信頼を深める
- バスに乗って山中でリジーが右手を失う
- 先生に復讐するもシャーロットが左手を失う
デュエット!!
相性がぴったりの2人が足りないとこを補い合いながらひとつとなって完璧な演奏をする。
いやわかりますよわかります。
わかるけど直接映像でみせなくてもエンディングのデュエットを想像できるぐらいに上手くストーリーができてたじゃあないですか。
あんなに直接あのデュエットを全部みせられたらアレハンドロ・ホドロフスキーの映画になっちゃうじゃないですか。

アレハンドロ・ホドロフスキーなつかしいなw 「サンタ・サングレ 聖なる血」で腕のないお母さんと2人でピアノ弾くやつ

江戸川乱歩っぽいにおいもするし小説だったら直接的に表現されても違和感がなかっただろうな

映像でみせられると手が無いのばかりが気になってしまったりするもんね

そうそう。逆に文章なら手が無いことを過剰に気にする必要がなくなる
最後のデュエットはほかの表現方法がなかったのか
最後のデュエットありきのストーリーだから強引な展開になってしまったわけだけどそれはそれで素直に受け入れられるいい感じになってたんだよね。
直接映像でバッチリあのデュエットを長々とみせつけなければもっといい映画だったのに残念。
シャーロットが左腕をザックリやられた時点で切断する事になるとわかるし、そうなるとリジーと一緒にデュエットするだろうなと容易に想像がつくぐらい上手くできてたんだ。
チャプター名がわざわざ “DUET” ってなってるし。
だからデュエットをあんなに全部映像でみせなくても先生の恍惚の表情だけ映してエンドロールで二重奏とかなんかやり方あったはずだよね。

デュエットありきでストーリーを作ったけど意外とそこに至るまでがうまくできたからデュエットをドーンとみせなくてもよくなったはずなんだけどね

うんなかなかおもしろかったよね最後のデュエットがなければ。都合のいい展開もそういうテイストだと思って受け入れてたし

最後のさむいデュエットの描写をあんなに直接的に映像でみせられたら萎えるw

ついにさむいって言っちゃったw 太字にしておきます

題名がパーフェクションじゃろ?
観る人に想像させないぐらいつくってしまったら逆にパーフェクションじゃないじゃろ?

はいすいません

なんなら観る人の想像と映画でデュエットするようにつくってこそパーフェクションだったのじゃ

あっ、はい

映画編集は自分の気に入ったシーンからカットしていけって話があるぐらいなのに気に入ったシーンを残すどころかメインにしてしまったじゃろ

観る人が片腕で歩み寄ってんのに映画は腕が二本あったみたいなかんじかなヘヘヘッ

(ギロッ)

ひいすいません

それこそパーフェクションとするならデュエットのシーンをシャーロットとリジーの手のようにバッサリと切り落とす必要があったんじゃ

おあとがよろしいようで

(ペコリ)

(ペコリ)

(チラッ)
あくまでも個人の感想です。みんなはどう感じたかな?