やあヘビだよ。今回は2013年の「パージ」を紹介。(日本の公開は2015年)
2022年のアメリカで殺人を含むすべての犯罪が合法になる時間が設けられるという法律「パージ法」ってのが制定されてその時間を乗り切る一家のおはなし。
2019年現在シリーズ4部作まで出てるみたいだ。興行収入がよかったのももちろんだろうけど、設定が使いまわしやすそうでよかったんじゃないかな。
パージ法とは
パージ法ってのが制定されてる近未来なんだけどまずパージ法ってのはなんなのか。
- 1年に一晩(12時間)だけ殺人を含むすべての犯罪が合法
- クラス4以下のものならどんな武器も道具もOK
- 国が定めた権力者の殺害は禁止
- パージ開始から終了までの間は全ての緊急サービスが停止 (警察、消防、緊急医療)
- もちろん犯罪を犯さないですごしてもOK
クラス4以下の武器ってなんだ?って思ってざっくりと調べたよ。グーグル翻訳だけど。
クラス1 |
アメリカに輸入されているハンドガン、ライフル、およびショットガン |
クラス2 |
セミオートを超えない米国内で製造されているハンドガン、ライフル、ショットガン、サイレンサー |
クラス3 |
ショートバレルライフル、ショートバレルショットガン、およびフルオートライフルとフルオートハンドガン |
クラス4 |
爆弾、手榴弾、ダイナマイト、ロケット発射装置 (クラス4の武器は、適切に認可されたLEO、軍、および政府の役人以外の米国市民による部品の所有、製造、販売、貿易、輸入、輸出、または所有は違法) |
えっ !! クラス4の武器は一般人の所有が違法?


実際の武器クラスと映画の設定とは別物くさい気がする。
クラス4の武器に関してはパージの日以外に入手すると違法になるよね。

そうだよね。軍人だけがヒャッハーってロケットランチャーとか使って参加するとは思えないし。

「核ミサイル使えばいいじゃん」ってヤツが出てくるからだいたい危険すぎる武器はダメだよってルールがあるって思っておけばいいんだろうね。
ランク10までの政府要人はパージの対象外とされ攻撃は違法です

このランクの人たちはパージに参加すらしないって事でいいんだよね。

攻撃しちゃいけない人が参加してたらチートすぎるw

まあそんな無敵のボスみたいな配置があっても面白そうじゃん 要人がきたぞおおおおお !!ってなって。

このランク10までの政府要人ってのも武器のルールと同じように実際の現在の要人ランクとは違いそうだよね。一回国が崩壊してそうな節もあるからランクも一新してるかもしれないし。

そういえば最初に “新しい建国の父に祝福あれ” とか “再生したアメリカに祝福あれ” ってあったね。1回国がダメになってるともとれるね。
さあパージが始まるよ「安全な夜を…」
「安全な夜を」
なんか怖いんだけど





お父さんがパージ防御システムをつくって稼いでいることでなにやら近所から反感をかってる模様。

メアリーに迫りくる影、、、

こわっ !!

ちょっとアレな末っ子チャーリー
ついにパージ開始の時間。防御システムを作動。



家じゅうの窓で薄い防火シャッターのようなものが閉まって防御開始。ここではすごく薄く見えるけど次のシーンでは厚さ10cmぐらいはありそうに見える。
しかし少しして外で血まみれの男が助けを求めているのに気付いたチャーリーは純粋なやさしさで防御システムを解除して家にいれてしまったのだ !!

いやチャーリーそれいれちゃいけないヤツなんじゃ、、、
ちょっとした事件の隙に家のどこかへ隠れてしまったかくまった男。そしてさらに来訪者が。

「ご近所の情報によるとサンディンさんは我々の標的をかくまっていますね。生きたまま引き渡してください。期限は家に侵入する道具が到着するまでだ。」
なにやら面倒なことになってきた。
そして
はい時間切れ !!
簡単に防御壁をはがして入場してきた紳士率いるパージャー達。


へんな仲間もいる。

マチェット二刀流スキップ姉さん !!

大ピンチに現れたご近所さんたち。その目的はいったい。
12時間の間で他にできる事はないのか

へ?てかパニックルームは?パニックルームあるでしょ?

富裕層の住宅街だからセキュリティがあまかった。

パスワードひとつで全部開いて全部しまるしね。

まあ3日だの1週間ってわけじゃなく12時間の間だからまさか人を1人入れたり出したりってのは考えなかったんだね。お父さんのパスワード管理が甘すぎただけとも言えるけどw
今回の舞台が富裕層の住宅街で “持てる者” の話ではあるんだけど、あらゆる犯罪が合法となる時間に殺人なんかしてる場合なのか。なんて思った人もいるんじゃないかな。
全ての犯罪が合法なんだから殺人で鬱憤を晴らして後々悩まされるよりはもっとこうなんかできないかな。
- 会社の金に手を付ける。銀行をハッキングして金を動かす。
- 偽札をつくる。
- 嫌いな政党の議員の情報を流出させる。捏造する。
その他にもそれこそ情報操作すれば戦争になるような危険なこととかもできそうじゃない?したくないけど。

かなり古い原作があるかと思ったけどなかった。だからなのかこんな状況になった時のシミュレートが甘い感じがした。
サイレンが鳴ったとたんにクレカの情報流出とか泥棒に情報が流れるとかありそうだよね実際こんなことになったら。泥棒に情報だけならパージ前でもいいのかな。
何やってもいいのに暴力一辺倒で案外いいヤツばっかり。

横領とかもできそうだけど絶対にばれないようにしておかないとその後の人生で精神が持たないw

それこそ何人かは死んでもらうしかw
なんだかんだで今回の「パージ」は序章みたいなものぽいから他を描く尺もなかったかもね。

シリーズ作がいくつか出てるからそのうち「パージ 金融なんとか」とか「パージ サイバーなんとか」なんかできるかもしれないね。
パージ法の影響と演出の効果

2022年 アメリカ
失業率 1%
犯罪率 過去最低
暴力事件 ほぼ存在せず
ある例外を除いて…
男をかくまったことで起こったパージャー侵入だけど恨みをもったご近所さんも来てかくまった男に助けられて。なかなかストーリーがあったね。

かくまった男はもっと危険そうな感じを出したほうが面白かったんじゃないかな。

なんかただただ悲惨な人だったね。傷口にペーパーナイフを根元まで差し込まれてたし。

どうも理不尽な人種差別もテーマにありそうな感じ。

クッキーおばさんのフラグもちゃんと回収してきたね。

まああれはフラグというかベタな感じではあったねw
暴力事件はほぼ存在しなくなってるみたいだけど衝動的に暴力事件を起こす人たちがパージまで我慢できるとは思えないし数回のパージによってそういう人たちが殺しあって消滅したんだろうか。犯罪をカウントしないパージの時間があると言えども1年のうち12時間だけだからねえ。それだけで暴力事件なくなるってことは今までの犯罪率からみると人がいなくなってるような気が。

今回のパージが何回目なのかはわからないけどパージ第1回はそれはもうひどいもんだっただろね。

めちゃくちゃなヤツらが開始時間を守るとも思えないしね。フライングとかいっぱいあったはず。

パージが犯罪者を処分するって目的だとしたら効果絶大だったよね。

殺処分すれば早いだろうけどふるいにかけるのが色々問題ありそうだしね。もちろん殺処分ってことの問題も。犯罪者同士自滅してくれれば政府もたたかれにくいかもしれないね。でもパージぐらいすごい法案が通せる政党だったら殺処分も簡単な気もするけど。

パージで暴力事件はほぼ消滅したかもしれないけど身を守れない人たちもいっぱい消滅してるだろうね。弱者も政府に見捨てられて。

結果的に富裕層が生き残る事にはなるだろうね。国家として敵を国外に作っておけばよかったのに中に作ってしまった感はある。だいたい今までアメリカは石油持ってる国を叩いてたけど今度は家の中の事は家の中で済まそうみたいな感じ。

全部の国がこれをやれば戦争はなくなるかもわからんね。

内戦だけになるかもわからんね。
あくまでも個人の感想です。みんなはどんな感想をもったかな?