やあヘビだよ。今回は2018年のNetflixオリジナルムービー「ザ・リチュアル いけにえの儀式」の紹介。
正直B級ホラーだと思って見始めたんだけどやたらと絵の構成とか演出がうまくできてるんだ。そして旅行先の山でひどい目にあう系のホラーなんだけどなんと登場人物がおっさん4人。ホラーなのに花がない !! だからダメというわけではなく幻覚のシーンとかもすごく凝ってセットを組んでる感じがする力作なんだ。
ストーリーの後半は人によって評価が分かれるだろうなあと思うそんな作品なんです。
ハイキングの計画を立てた矢先の悲劇

イギリスのパブで仲のいいおっさんたち5人は次の休みどこにいく?て感じで旅行先の相談をしてた。解散になった後も飲み足りないルークは酒屋での買い物にみんなを誘うけどロブだけがしぶしぶついてきて残りの3人は外で待つことに。酔っぱらったルークとロブは店員が強盗に殴られて倒れている事にしばらく気がつかなかった。
なんとも嫌な感じのスタート。とっさに隠れたルークはロブを助けようとも思ったけどなかなか飛び出せないうちに目の前でロブが殺される。この罪悪感と後ろめたさが後々ルークを何度も苦しめることになる。
みんなも酒屋に入るときは気を付けよう。

ロブの提案だったスウェーデンの山でハイキングに集まった4人。ロブを弔ってからロッジを目指して出発。
素晴らしい景色。本当にスウェーデンで撮影してるのかはわからないけどカメラワークがうまくて行ってみたいなあと思う素晴らしさ。

弔い酒を回した最後にハッチが残った酒を地面に撒くところが思い切りフィルの左足にかけてる様に見えるんだけどw

いちいちフィルの顔を撮るカットに切り替わってから元のカットに戻るしちょうどフィルが酒をかけられて「え?本気かこいつ」ってハッチをみてその反応を楽しんだハッチが笑ってるようにみえるけどまさかねえw そんな感じのほのぼのしたシーンにもみえなかった。

なんかへんなシーンだよね。弔い酒を回した後にしては出てくる量がおおいしw しんみりしたシーンのはずなのに笑ってしまった。ジョボジョボジョボジョボw
ドムの負傷でハイキングルート変更

ドム「にえええええええええええええ !!!!!!」
フライドチキンを二分割にするときのようなすごく嫌な音がしましたけど、、、
足をくじいたドムのために森を突っ切ってロッジを目指す近道ルートに変更することになる。
とにかくドムがうるさいのなんのってw
まあ実際は本当に膝をくじいてたんだけどこの時点ではみんなが大げさに言ってんだろぐらいに思ってた。
そして森を進むと突然木に吊るされたトナカイのようなものにでくわす。トナカイのようなものはまるで儀式のようにおなかを裂かれて内臓が地面に落ちていた。そしてそこらの木には何やら紋章のようなものが彫られている。

これは怖い。吊るした奴がまだ近くにいるってやつ。

明らかにやったやつが動物じゃなくて知能があるやつだっていう怖さ。しかも食料としてる感じがないとこがいいねえ。タイトルのいけにえの儀式に違いないと思うとこだ。
小屋に押し入ったことで運命は決まってしまったのか

突然の雷雨から逃れるために偶然見つけた小屋のドアを破って押し入った。
そこには木に掘られた紋章と同じような形のオブジェが吊るしてあった。
そして二階には何やら邪悪な印象の宗教的な像がある。いやあまずいっす。
雷雨の中に戻るわけにもいかなくて一階で仮眠をとった全員だったけど全員とも悪夢をみる。それどころかフィルは無意識のまま裸になって二階の像にお祈りを捧げていた。

この小屋から色々と始まってしまったようだね。

そうだねここでもう信者の資格があるかどうか判断されてたわけだね。

狂信者が返ってくる可能性だってあるから外で雷雨のほうがましなんじゃないかなw

外にアレがいたっぽいしどうなってたんだろうね結果的には外でテントでも同じことになってたかもしれない。でも確かに寝てるときに変なのを崇拝してる住人が帰ってくるってほうが結構怖いよねw
何度もルークを苦しめるあの日のできごと

小屋で悪夢を見て以来何度もルークに襲い掛かるあの日のできごと。悪夢なのか幻覚なのか。
このルークのトラウマシーンがすごく力を入れてる感じがした。実際森の中に酒屋のセットを作ってる感じ。

このトラウマシーンがなかなか良かった。

回を重ねるごとに森の要素が多くなっていく感じもよかったね。

最初の方は地面が土になってるだけだったけど最後の方は森に商品棚が置いてある感じになってたもんね。
撮影技術に特化したために中身が薄くなったのか

バケモノに襲われてなんとか逃げ込んだ小屋には狂信者たちがいた。そして気が付くと鎖で壁につながれていた。
壁の隙間から外をのぞくと何やら信者たちが作業をしている。
この人たちはあのバケモノを崇拝してるみたいだ。崇めてるってより恐怖してるようだけど。日本の昔話でもある感じの怖いから定期的にいけにえを差し出して許してもらうぽい感じ。
この人たちはなんなのか
- バケモノを崇拝していけにえを捧げている崇拝を許された者たち
- 痛みを抱える者が崇拝を許される (胸に印をつけられた者)
- 崇拝を許されないものがいけにえとなる (胸に印のない者)
- 崇拝すると寿命を超えて生かしてもらえる
- 信者はいずれ二階のミイラのようになる
- ルークは信者になることを許された
- ドムは胸に印が無く崇拝する視覚がないのでいけにえにされた

うううううううううううううん。最後残念だ。説明が無理矢理な感じがした。

アレはシシ○ミ様みたいだったよね。

しーっ!! あぶないからそれ以上言うんじゃない。

ルークのフラッシュバックみたいなシーンがだんだん森に酒屋がある感じになっていくとことかすごくよかっただけに最後の詰めの甘さが際立ってしまったというか。

最後の小屋が二階に生きたミイラがいるのに歴史を感じない新しい感じだったね。本堂建設中で仮住まいなのかな。

そういうとことか気になっちゃうよね。寿命を超えて生きているミイラがいっぱいいたけど小屋は新しそうだしロキの子孫がどうのこうの言ってたけどなんだか説明ついてないし。もう思い切って捕らえられるとこ全部カットしたほうがよかったんじゃないかな。

そんな極端な !!

最後オチもなくよくわからんけど怖いことがありましたって終わる映画も嫌いじゃないんだけどこの映画はクオリティが高いからちゃんとした説明が欲しくなっちゃう。

これ最近のNetflixオリジナルによくある傾向なんだけど「優れた撮影クルーは用意してありますが中身はまだありません。」みたいなやつ。一年で何本映画を撮るってノルマがあるのかもしれないけど。

確かにそんな印象はあるね。カメラアングルとかフレームとかちゃんと技術的におさえてこう撮ればよく見えるとかそういった技術力が高いのが前提になってそう。

でもNetflixオリジナルだとドラマの方はクオリティが高いよね。

そうなんだよね。Netflixオリジナルドラマはまずちゃんと企画があって撮ってますって感じがして面白いのが多いよね。
あくまでも個人の感想です。みんなはどう感じたかな?