SF・ファンタジー

タイタンのネタバレ感想と考察 Netflix つまらない映画を視点を変えて楽しく観る

こんにちはカメレオンです。
今回は2018年のNetflixオリジナルのSF映画タイタンを観ました。
が、はっきり言って時間の無駄でした。

タイタンを観るきっかけ

実はこの映画、Netflixで公開された頃にヘビがひとりで視聴してました。
どうだった?と聞いたところ、

ヘビ
ヘビ

つまらなかった
怒りが込み上げてくるくらい

と、衝撃的な感想を聞いてはいたんですけど、
最近Netflixの「とっておきのオススメ」にタイタンが載ってまして。
そこには、

大切な家族のため、最先端の肉体改造計画に参加した男。日に日に人間離れしていくその姿は、人類の希望の光か、混乱の元凶か。

というような説明文。

え、ちょっと面白そうじゃん。
いや、これ結構面白いでしょ。

というわけでヘビを誘って一緒に観ることにしました。

ヘビ
ヘビ

どうしても観るというなら止めないけど。

久しぶりのタイタンの視聴にヘビもノリノリの様子。
一緒にタイタンを観ることにしました。

ヘビ
ヘビ

ちょっとまって。
これって感想でも考察でもなくてただタイタンを観た経緯の説明じゃない?

カメレオン
カメレオン

うん。
人間、失敗から学んで行かないとならないと思って。
自分を戒める意味も含めて記録しておこうと。


教訓
友だちのアドバイスは真摯に受け止めよう。


タイタンの凄いところ(いい意味で)

この映画にもちゃんと凄いところは探せばあります。
イライラしながら観てていても「あ、いいな」「凄いな」って思うことは確かにありました。

人間を改造する
これはすごい発想だと思いました。
タイタンに移住するけどそこじゃ人間が生きていけないから順応させるために改造するぞ。
この展開はあんまりないんじゃないかな。

似たような状況のSF映画インターステラーも地球がやばいってことで移住計画が持ちあがり、文字通り星の数ほどある惑星の中から人間が住めそうな惑星を探すという冷静に考えるとかなりムリめなプロジェクトだったんだけど、この映画タイタンの場合は無敵の改造人間にしてしまえばタイタンで住めるようになるだろうという計画。

まあ、発想としてはアリだよね。
どんな改造するのか知らんけど。
会社の企画会議とかでも中々いいアイデアが出なかったり、企画がまとまらない時なんかは無茶苦茶で突拍子もないアイデアが意外と突破口のきっかけになったりするしね。

でも今回は教授みたいな人が割とマジな顔つきで言ってたからマジな計画なんだと思う。
そして本当にそのまま話は進んでいきました。
すげえ!

でもそんなにすげえ改造人間だったらタイタンまでいかなくても環境が悪化した地球に普通にそのまま住めるんじゃないかな。

リック一家に与えられた家がシンプルに素敵
この家すごくいいです。
こんな家に住んでみたいなーと素直に思えるような素敵な家でした。

と、いうかまだまだ地球普通に住めそうじゃないですか。
こんな素敵な家まで用意して。

似たような状況のSF映画インターステラーと比較すると、あっちはもう家の中が砂だらけで地球がゆっくりと終焉を迎えてる感じがよく出てました。

一方タイタンは博士みたいのがプレゼンで10年以内に地球の半分は居住不可能になり、15年以内に世界人口の半分が餓死するだろうとは言ってましたけど観てる側としては地球の危機って感じはあんまり伝わらなかったです。

けど偉そうな教授が深刻な顔でそうだって言うんだからきっとそうなんでしょう。

ヘビ
ヘビ

この感想のどの辺がいい意味で凄いところなんだよ。
結局どっちも最後にけなしてない?

カメレオン
カメレオン

話の展開としてちょっと変じゃないかなってことは書いたけど、改造人間の発想の素晴らしさはけなしてないし、家は素敵だってちゃんと褒めたままですよ。

タイタンの突っ込みどころ(いい意味で)

突っ込みどころが多すぎてこれをひとつずつ書き出していくのもずいぶん野暮なのでどうしようかと考えていたらやっと気がつきました。

実はこの映画、巧妙に練られたコメディなんじゃないかと。

例えば、
妻子と一緒に暮らしながらお父さんが日々改造されていく様を見届ける。

最初見たときは何これありえない。
前人未到の改造人間の実験過程において、夜は家に帰って家族と暮らすなんて。
しかもちょいちょい外見が変化していくパパの様子を子供に見せながら。

でもこのシチュエーションって冷静に考えるとかなりシュールです。
しかも何かあるとすぐフル装備の兵隊が銃を構えてゾロゾロ踏み込んでくる。
思い返せばこんなにわかりやすい笑いどころを作ってくれてたのに真顔で眺めていた自分が情けないです。

この実験段階の改造人間と家族が一緒に暮らすというシチュエーションを利用してシュールな結果を次々と生み出してはフル装備の兵隊が素早くやってきて銃殺していきます。

そして最後の改造に耐えて生き残ったのはリックとタリーの二人だけに。
見た目もいよいよ人間離れした感じに仕上がってます。
教授が自慢げに周波と触覚で意思疎通を図るとか言ってますが、人間の耳では感知できないため家族と会話はできません
理性は残ってるような感じですけど、人間と満足にコミュニケーションが取れないこの改造人間がタイタンに行って人類の為に一体何ができるんでしょうか

そしてタイタンに出発する日まで家族と家で過ごせるらしいです。

教授
教授

改造人間、家に連れて帰って大丈夫です。

家族
家族

いやいやw
まってw

少年ジャンプで描いて欲しかった

この映画、要所要所楽しめる箇所はあるんだけど全体を通して何を伝えたいのか全くわからない上に設定も緩々なのに重厚なSF臭を醸し出してるところが無理があって残念。
もっと軽い感じに少年ジャンプなんかで連載してくれたら楽しめる内容だったんじゃないかと思います。


あくまでも個人の感想です。諸説あります。
映画って本当にいいもんですね。


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